18日に行われた、フランツのリスニングパーティ、現地レポートのQAセッション部分です。質問者はアレックスとボブが随時選びました。
Q1. ボブはアレックスからベースを習い、(半ば強制的に)バンドに加入したとのことですが、ミュージシャンでなければどのような職業についていたと思いますか?
キッチンでフライ係か皿洗いか、取り敢えず家賃が払えるような何かしかの職業にはついてたと思うよ。でもミュージシャンになれたお陰で今は毎日が愉しくて、満足してるよ(笑)
Q2.新作、紛れもなく最高傑作だと思いました!今回アルバム制作中に影響を受けたアーティストやよく聞いてたアルバムはありますか?
Q3. アレックスに質問です。貴方は愛されたいタイプですか?
Alex: とても良い質問だね!(笑)僕にとって愛は必要なものだよ。愛とは美しいものだよね...。とはいえ愛されるだけじゃなく僕も愛して、愛をシェアする。それが理想かな。
だから、という訳ではないけれど、一見、一方通行に思える不毛な愛でも、それもまた愛の形には違いないんだと僕は思う。誰かから愛されることは必要なことだと思うし、僕自身、誰かを愛したいと思うね。
Q4. タイムリーな質問をしたいと思います!日本では先日富士山が世界遺産に登録されました。アレックスとボブがこれまでバンドツアーで見た中で、個人的に世界遺産に登録したい場所や都市などありますか?
Alex: 沢山あるかなぁ…ボブが育った50年代の面影を残す工業地帯やヨークシャー、グラスゴーなんかも当然良いよね。
でもただ一つ選ぶとするなら、僕のブラックプティングスタジオの傍、山の上に古い農家のコテージがあるんだ。それはもう本当に古い小屋で今は誰も住んでいない無人所なんだけど、時々誰かがやって来ては壁にナイフでメッセージを刻んで行くんだよ。そのメッセージを読むとどうやら10年毎の区切りに人が訪れているらしく、古い物から「私は1870年から1920年にかけてここで農場を営んだ」という物や、「やっと見つけた。貴方の孫です。」というメッセージが90年代の区切りの文字と一緒にあったり…2000年代のものもあったね。その小屋はそんな誰かのメッセージが幾つも連なっている所なんだ。
思うにそこは、スコットランドでかつて農業を営んでいたけれどもオーストラリアに移民したとあるスコットランド人家族の記憶の拠り所であり、お互いに顔も知らない直接のファミリーではない人々が自身のルーツを辿り確認する小さな保管所なんだよ。
20世紀の僕の国ではこうした移民は珍しいことではなかった、だからこそ、これは一つの家族の物語であると同時にスコットランドの歴史をも同時に物語っている場所に思えて仕方がないんだ。だから世界遺産として個人的に登録したい場所があるとしたら、僕はそこを選びたい。
では最後にメンバーからメッセージを!
Alex: 本当に今夜は来てくれてありがとう!この席に歩いて来るまでの間、とても温かく熱狂的に迎えてくれて、感動したよ。
Bob: 今夜はありがとう!アルバム、気に入ってくれるといいな!
以上、フランツのリスニングパーティでした。